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品詞の分類

単語は、基本的に、自立語と付属語、あるいは、活用がある語とない語とに分類することができる。これをさらにくわしく分類したものが品詞である。品詞は、全部で10種類ある。それらをぜひとも品詞分類表のまま覚えてしまおう。

▼ 品詞分類

● 単語は、文法上の性質によって、いくつかのグループに分けることができる。そのグループを品詞ひんしという。品詞には、動詞どうし形容詞けいようし形容動詞けいようどうし名詞めいし副詞ふくし連体詞れんたいし接続詞せつぞくし感動詞かんどうし助動詞じょどうし助詞じょし10種類がある。そして、このような品詞の分類を表にまとめたものが、次の品詞分類表ぶんるいひょうである。

代名詞だいめいしを名詞から区別して一つの品詞として扱い、11品詞とする考えもある。

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品詞分類表
【表】品詞分類表

● 自立語のうち、動詞・形容詞・形容動詞の三つは活用がある。これら三つの品詞をあわせて用言ようげんという。用言の文節は、単独で述語になることができる。

● 名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞は、活用がない自立語である。名詞は体言たいげんともいう。体言の文節は主語になることができるが、副詞・連体詞・接続詞・感動詞の文節は主語にはならない。

● 付属語のうち、助動詞には活用があり助詞には活用がない。活用があるのは、用言だけではないことに注意。

▼ 品詞の転成

● たとえば、「恋に悩み、苦しむ。」の「悩み」という単語の品詞は動詞(の連用形)である。これに対して、「恋の悩みで苦しむ。」の「悩み」という単語の品詞は名詞である。これは、「悩み」という単語の品詞が、そのままの形で動詞(の連用形)から名詞に転じたからである。このように、ある品詞の単語が形を変えずにほかの品詞になること品詞の転成てんせいという。

(例)恋に 悩み 、苦しむ。

→ この「悩み」は動詞の連用形。

(例)恋の 悩み で苦しむ。

→ この「悩み」は名詞

「光(ひかり)」や「近く」などのように、動詞や形容詞の連用形が名詞になる場合が多い。また、接続詞の多くは、他の品詞から転成したものである。

★ まとめ ★

▼ 練習問題で理解度チェック

 問題①【用言の種類】

【問題1】

次の文中の下線を引いた語の品詞を答えなさい。

めずらしく朝早くに目が覚め、起き上がって窓の外を眺めた。東の空にはまだらな雲が一面に広がり、朝焼けのあわオレンジ色に染まっていた。」

*解答と解説*

【正解】

「めずらしく」―形容詞  「覚め」―動詞  「眺め」―動詞  「まだらな」―形容動詞  「広がり」―動詞  「淡い」―形容詞  「染まっ」―動詞

【解説】

活用する自立語の品詞を見分けるには、まず言い切りの形にしてから、そのことばの最後の字母に注目すること。ウ段のおんで終わる語なら動詞である。また、「い」で終わる語は形容詞、「だ」で終わる語は形容動詞である。

「めずらしく」→めずらしい 「覚め」→覚める 「眺め」→眺める 「まだらな」→まだらだ 「広がり」→広がる 「染まっ」→染まる

 問題②【品詞の識別】

【問題2】

次の各組の単語のなかから、あきらかに他と品詞が異なる語を選んで、番号で答えなさい。

(1) ①あらゆる ②いわゆる ③あきれる ④大きな

(2) ①ゆえに ②それに ③ならびに ④ついに

(3) ①そうだ ②そんなだ ③ようだ ④らしい

【正解】

(1) ③  (2) ④  (3) ②

【解説】

連体詞、接続詞、助動詞は、他の品詞と比べて種類がかぎられているので、少なくとも見覚えがあるといえる程度になっておくことが望ましい。

(1) 「あらゆる」「いわゆる」「大きな」は連体詞であり、動詞などと違って活用しない。「あきれる」は、あきれない、あきれた…、というように活用する語であって、言い切りの形の語尾が「る」(ウ段の音)であるから、動詞である。

(2) 「ゆえに」「それに」「ならびに」は、接続詞である。「ついに」は副詞。副詞のなかには、接続詞との区別がつきにくいものもあるので注意。「たとえば」「さらに」など。

(3) 「そうだ」「ようだ」「らしい」は助動詞であり、「そんなだ」は形容動詞である。助動詞も形容動詞もともに活用がある。しかし、助動詞は付属語であるから、「そんなだ」のように、それだけで文節をつくることができない。

▼ コメント

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