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自立語と付属語

単語の基本的な分類について学ぶ。単語はまず、その一語だけで文節をつくれるかどうかによって、自立語付属語に分類することができる。そしてさらに、単語の形が変化するかどうかによって、活用する語と活用しない語に分けられる。

▼ 自立語と付属語

● 単語はすべて、自立語と付属語のいずれかに分類することができる。

自立語と付属語
【図】自立語と付属語

(1) 自立語じりつご

自立語は、単独で一つの文節をつくることができる単語である。自立語は、必ず文節の最初にきて、一つの文節に一つだけあるのが特徴である。文節がいくつかの単語からなるとき、その先頭の一語だけが自立語で、そのあとに続く語はすべて付属語である。

(2) 付属語ふぞくご

付属語は、単独では文節をつくることができず、つねに自立語のあとにつく単語である。付属語は、一つの文節に一つだけであるとは限らない。文節によって、付属語がまったくない場合もあれば、いくつもある場合もある。

● 自立語と付属語の特徴をまとめると、次のようになる。

自立語
①単独で文節をつくることができる。
②必ず文節の最初にくる。
③一つの文節に自立語は必ず一つあり、二つ以上はない。
付属語
①単独で文節をつくることができない。
②つねに自立語のあとにつく。
③一つの文節に付属語がない場合や、二つ以上ある場合もある。

★ まとめ ★

【見出し】

○ (要点整理)

▼ 単語の活用

● 単語のなかには、その後ろにつく語によって形が変化するものがある。後ろにつく語によって単語の形が変化すること活用かつようという。単語には、活用がある語活用がない語がある。そして、活用がある語の活用のしかたは、単語(品詞)ごとに決まっている。

(例)「行く」(自立語)の活用

行く 。 行か ない  行き ます  行っ た  行く とき  行け ば

(例)「だ」(付属語)の活用

鳥  。 鳥 だろ う  鳥 だっ た  鳥  ある  鳥 なら ば 

● 活用がある語は、自立語と付属語のどちらにもある。10種類ある品詞のうち、活用がある自立語動詞・形容詞・形容動詞の三つであり、これらをまとめて用言ようげんと呼ぶ。また、活用がある付属語は、助動詞だけである。(品詞については別ページを参照。)

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★ まとめ ★

【見出し】

○ (要点整理)

▼ 練習問題で理解度チェック

 問題【自立語と付属語】

 次の文章中から、活用がある自立語と活用がある付属語を、それぞれそのままの形で抜き出して答えなさい。

わたくしはその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。」

*解答と解説*

【解答】

(活用がある自立語)「呼ん」「い」「書く」「打ち明け」

(活用がある付属語)「た」「で」「ない」

【解説】

まず、設問の文章全体を文節に分ける。

 私は|その|人を|常に|先生と|呼んで|いた。|だから|ここでも|ただ|先生と|書くだけで|本名は|打ち明けない。

さらに、これを単語に分けると、次のようになる。

 |は|その|を|常に先生|と|呼ん|で||た。|だからここ|で|も|ただ先生|と|書く|だけ|で|本名|は|打ち明け|ない。

赤の単語が自立語である。自立語は文節の最初にくる単語であり、それ以外はすべて付属語である。この中から、後に続く語によって単語の形が変わるものを選んでいこう。

「呼ん(で)」→呼ば(ない)、呼ぶ(とき)、呼べ(ば)、…

「い(た)」→い(ない)、いる(とき)、いれ(ば)、…

「書く(だけ)」→書か(ない)、書く(とき)、書け(ば)、…

「打ち明け(ない)」→打ち明ける(とき)、打ち明けれ(ば)、…

付属語についても、単語の形が変わるかどうかしらべる。

「(い)た」→たろ(う)、た(とき)、たら(ば)、…

「(だけ)で」→だろ(う)、だっ(た)、なら(ば)、…

「(打ち明け)ない」→なかろ(う)、なかっ(た)、なけれ(ば)、…

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