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自立語と付属語

このページでは、単語の基本的な分類について学びます。

単語はまず、その1語だけで文節をつくれるかどうかによって、自立語と付属語に分類することができます。

また、単語の形が変化するかどうかによって、活用がある語と活用がない語に分けることができます。

▼ 自立語と付属語

国語の単語はすべて、自立語と付属語のいずれかに分類することができます。

(1) 自立語じりつご

自立語とは、単独で一つの文節をつくることができる単語のことを言います

自立語は、かならず文節の最初にきて、一つの文節に一つだけあるのがその特徴です。

つまり、文節がいくつかの単語からなるとき、その先頭の一語だけが自立語で、そのあとに続く語はすべて自立語でない語(付属語)ということになります。

(2) 付属語ふぞくご

付属語とは、単独では文節をつくることができず、つねに自立語のあとにつく単語のことを言います

付属語は、一つの文節に一つだけであるとはかぎりません。文節によって、付属語がまったくなかったり、いくつもあったりします。

図で説明しましょう。

自立語と付属語
【図】自立語と付属語

「月」「晩」という単語は、それぞれ文節の最初にある単語ですから、自立語です。「きれいな」という単語も、単独で文節をつくっているので、自立語です。

「が」「でし」「た」という単語は、それぞれ文節の最初にある単語ではないので、付属語です。これらの単語は、単独で文節をつくることはできません。

自立語と付属語の特徴をまとめて表にしてみましょう。

自立語
 単独で文節をつくることができる。
 かならず文節の最初にくる。
 一つの文節に自立語は必ず一つあり、二つ以上はない。
付属語
 単独で文節をつくることができない。
 つねに自立語のあとにつく。
 一つの文節に付属語がない場合や、二つ以上ある場合もある。

★ まとめ ★

【自立語と付属語】

 自立語は、単独で一つの文節をつくることができる単語である。かならず文節の最初にきて、一つの文節に一つしかない。

 付属語は、単独を文節をつくることができず、つねに自立語のあとにつく単語である。

▼ 単語の活用

次の例を見てください。

 公園に行く。 公園に行かない。 公園に行った。

 あれは鳥。 あれは鳥ない。 あれは鳥だった。

①の例の「行く」「行か」「行っ」、それぞれ形はちがいますが、すべて同じ単語です。②の例の「だ」「で」「だっ」もそうです。

このように、単語は、つねに同じ形のままで用いられるとはかぎりません。単語によっては、文中での用いられ方によってその形が変化するものもあります。

文中での用いられ方によって単語の形が変化すること活用かつようと言います。

単語には、活用がある語活用がない語とがあります

上の例で、「行く」と「だ」の語には活用がありますが、「公園」「あれ」「に」などの語には活用がありません。

また、活用がある語についても、その単語がどのように活用するのかは、その単語(品詞)ごとに定まっています。

**

活用がある語は、自立語と付属語のどちらにもあります。上の例で、「行く」は自立語であり、「だ」は付属語です。

単語は、文法上の性質によって品詞と呼ばれるいくつかのグループに分けられます。

自立語で活用があるのは、そのうちの動詞形容詞形容動詞と呼ばれる三つの品詞であり、付属語で活用があるのは、助動詞と呼ばれる品詞だけです。

品詞の分類については、別のページで説明します。

★ まとめ ★

【単語の活用】

 活用とは、文中での用いられ方によって単語の形が変化することである。

 単語には、活用がある語活用がない語とがある。

 活用がある語は、自立語と付属語のどちらにもある。

▼ 練習問題で理解度チェック

【問題】

次の文章の中から、活用がある自立語と活用がある付属語を、それぞれそのままの形で抜き出して答えなさい。

わたくしはその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。」

【正解】

(活用がある自立語)「呼ん」「い」「書く」「打ち明け」

(活用がある付属語)「た」「で」「ない」

【解説】

まず、設問の文章全体を文節に分けます。

私は|その|人を|常に|先生と|呼んで|いた。|だから|ここでも|ただ|先生と|書くだけで|本名は|打ち明けない。

これをさらに単語に分けると、次のようになります。

|は|その|を|常に先生|と|呼ん|で||た。|だからここ|で|も|ただ先生|と|書く|だけ|で|本名|は|打ち明け|ない。

上の赤字の単語が自立語です。自立語は文節の最初にくる単語であり、それ以外はすべて付属語になります。この中から、文中での用法(あとに続く語)によって単語の形が変わるものを選んでいきます。

「呼ん(で)」→呼ば(ない)、呼ぶ(とき)、呼べ(ば)、…

「い(た)」→い(ない)、いる(とき)、いれ(ば)、…

「書く(だけ)」→書か(ない)、書く(とき)、書け(ば)、…

「打ち明け(ない)」→打ち明ける(とき)、打ち明けれ(ば)、…

付属語についても、同じようにして単語の形が変わるものを選んでいきましょう。

「(い)た」→たろ(う)、た(とき)、たら(ば)、…

「(だけ)で」→だろ(う)、だっ(た)、なら(ば)、…

「(打ち明け)ない」→なかろ(う)、なかっ(た)、なけれ(ば)、…

▼ コメント

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コメント: 1
  • #1

    りんご (日曜日, 12 2月 2017 10:52)

    わかりません・・・。

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