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助動詞活用表

これまでに学んできた口語の助動詞を一覧表のかたちにまとめました。助動詞の勉強のおさらいに役立たせてください。

▼ 助動詞活用表

【表】助動詞活用表

意味

助動詞

未然形

連用形

終止形

連体形

仮定形

命令形

活用

接続

使役

せる

せる

せる

せれ

せろ

せよ

動詞型

(下一段型)

五段・サ変動詞の未然形

させる

させ

させ

させる

させる

させれ

させろ

させよ

上記以外の動詞の未然形

受け身

可能

自発

尊敬

れる

れる

れる

れれ

れろ

れよ※

動詞型

(下一段型)

五段・サ変動詞の未然形

られる

られ

られ

られる

られる

られれ

られろ

られよ※

上記以外の動詞の未然形

「せる・させる」の未然形

打ち消し

ない

なかろ

なかっ

なく

ない

ない

なけれ

形容詞型

動詞の未然形

動詞型活用の助動詞の未然形

【ぬ(ん)】「ます」の未然形

ぬ(ん)

ぬ(ん)

ぬ(ん)

特殊型

推量

意志

(う)

無変化型

五段・形容詞・形容動詞の未然形

一部の助動詞の未然形

よう

よう

(よう)

五段以外の動詞の未然形

一部の助動詞の未然形

打消推量

打消意志

まい

まい

(まい)

無変化型

五段・助動詞「ます」の終止形

五段以外・一部助動詞の未然形

希望

たい

たかろ

たかっ

たく

たい

たい

たけれ

形容詞型

動詞の連用形

助動詞「せる・させる・れる・られる」の連用形

たがる

たがら

たがり

たがっ

たがる

たがる

たがれ

動詞型

(五段型)

過去

完了

存続

(だ)

たろ

(だろ)

(だ)

(だ)

たら

(だら)

特殊型

用言の連用形

ほとんどの助動詞の連用形

様態

そうだ

そうだろ

そうだっ

そうで

そうに

そうだ

そうな

そうなら

形容動詞型

動詞の連用形

形容詞・形容動詞の語幹

助動詞「せる・させる・れる・られる」の連用形など

伝聞

そうで

そうだ

用言の終止形

ほとんどの助動詞の終止形

たとえ

推定

例示

ようだ

ようだろ

ようだっ

ようで

ように

ようだ

ような

ようなら

形容動詞型

用言の連体形

一部の助動詞の連体形

助詞「の」、連体詞「この・あの・その・どの」

推定

らしい

らしかっ

らしく

らしい

らしい

らしけれ

形容詞型

動詞・形容詞の終止形

形容動詞の語幹、体言

一部の助動詞の終止形、一部助詞

丁寧

ます

ませ

ましょ

まし

ます

ます

ますれ

ませ

まし

特殊型

動詞の連用形

動詞型活用の助動詞の連用形

断定

だろ

だっ

(な)

なら

形容動詞型

体言、一部の助詞

【だろ・で・なら】動詞・形容詞・一部の助動詞の終止形

丁寧な

断定

です

でしょ

でし

です

(です)

特殊型

体言、助詞、形容動詞の語幹など

【でしょ】動詞・形容詞・一部の助動詞の終止形

意味

助動詞

未然形

連用形

終止形

連体形

仮定形

命令形

活用

接続

 可能・自発・尊敬の意味の「れる・られる」には、命令形がない

▼ 練習問題で理解度チェック

【問題1】

次の各文中の下線部は助動詞である。それぞれの意味を答えなさい。

(1) 自然に育また植物を原料にしています。

(2) 向こうに着いたら、連絡してください。

(3) 私の体験を告白しようと思う。

(4) のこぎりのような口を開いて獲物をとらえた。

【正解】

(1) 受け身  (2) 完了  (3) 意志  (4) たとえ(比況)

【解説】

意味が複数ある助動詞について、文中での意味を見分ける問題です。助動詞の意味を見分けるコツは、①文中に適当なことばを入れてみるか、または、②助動詞を適当なことばに置きかえてみることです。

(1)の「れ」は助動詞「れる」の連用形ですが、「れる」には受け身・可能・自発・尊敬の四つの意味があります。文中の「れる」が受け身の意味であれば「だれ(なに)に」を入れることができ、自発であれば「自然と」といったことばを入れることができます。また、可能であれば「~することができる」という表現に置きかえることができますし、尊敬であればほかの尊敬語に置きかえることができます。(1)の文では、「なにに」にあたることばが文中に含まれていますから、受け身の意味であることがわかります。

(2)の「たら」は助動詞「た」の仮定形であって、「た」には過去・完了・存続の意味があります。過去はすでに過ぎ去ったことにしか使えませんが、完了は過去・現在・未来いずれでも使うことができます。(2)は過去のことを述べた文ではありませんから、完了の意味であることがわかります。また、存続の意味であれば、「た」を「~ている」「~てある」に置きかえることができます。

(3)の「よう」は、推量と意志の意味をもつ助動詞です。さらに勧誘の意味もあります。「よう」を「だろう」「でしょう」に置きかえることができるのであれば推量の意味です。そうでなければ、意志(あるいは勧誘)の意味です。(3)の「よう」は、「だろう」に置きかえることができないので、意志の意味です。なお、「さあ」などの誘いのことばを入れることができる場合は、勧誘の意味になります。

(4)の「ような」は助動詞「ようだ」の連体形ですが、「ようだ」にはたとえ(比況)・推定・例示の意味があります。文中に「まるで」「あたかも」を入れられるのであればたとえの意味、「どうやら」「どうも」を入れることができれば推定の意味、「たとえば」を入れることができれば例示の意味です。(4)は、「まるで」を入れることができるので、たとえの意味です。

【問題2】

次の各組のなかから下線部が助動詞であるものを選んで、記号で答えなさい。

【A】 ア 取れる  イ はずれる  ウ はがされる

【B】 ア 使わない  イ もったいない  ウ 多くない

【C】 ア 大き体  イ ゆたか体毛  ウ クマのだ

【正解】

(1) ウ  (2) ア  (3) ウ

【解説】

品詞のまぎらわしい語の品詞を見分ける問題です。同じ形であっても、品詞はさまざまな場合がありますから、しっかりと見分けられるようになりましょう。

Aのグループのことばは、みな「れる」の形を含んでいます。これらのうち、助動詞の「れる」は、「ない」に置きかえることができます。ウの「れる」は「はがさない」と置きかえることができますので、ウの「れる」は助動詞です。アとイの「れる」は、「ない」に置きかえることができませんが、これらは「れる」を含めて一語の動詞です。

Bのグループのことばは「ない」をもっていますが、「ない」には助動詞と形容詞とがあります。助動詞の「ない」であれば、「ぬ」に置きかえることができます。アの「ない」は、「使わぬ」と置きかえることができますので、助動詞です。これに対して、形容詞の「ない」は、その直前に「は」「も」を入れることができます。ウの「ない」は、「多くない」とすることができますので、形容詞です。イの「もったいない」は、「ぬ」に置きかえることも、「は」を入れることもできません。実は、「もったいない」で一語の形容詞です。

Cのグループの「な」は、それぞれ品詞が違います。「な」には、①形容動詞の連体形の活用語尾や、②助動詞「だ」の連体形、③連体形の語尾などがあります。「な」が①形容動詞の活用語尾であれば、「とても」を付け加えたり、体言につらなることができます。イは、「とてもゆたかな体毛」とすることができますから、形容動詞です。②助動詞「だ」の連体形の「な」は、「の」「ので」「のに」だけにつらなり、体言につらなることができません。ウは、たとえば「クマな動物」という表現だとおかしいので、ウの「な」は助動詞ということがわかります。アの「大きな」は体言につらなっていますが、「大きだ」と言いかえることができません。このような語は、連体詞です。連体詞は数が少ないので、覚えてしまうのもよいでしょう。

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【問題3】

次の各文における述語の文節を、[ ]内の意味の助動詞をその順に用いた形に改めなさい。

(1) 時間の大切さを教える。[使役・受け身]

(2) ぼくは、テストで満点をとる。[希望・過去]

(3) 新しい友情が芽生える。[様態・丁寧な断定]

(4) 面接で質問に答える。[可能・打ち消し・過去]

【正解】

(1) 教えさせられる

(2) とりたかった

(3) 芽生えそうです

(4) 答えられなかった

【解説】

助動詞は付属語で、つねに自立語について用いられますが、一つだけつくとはかぎらず、いくつも連続して用いられることがあります。

(1)の文の述語は、「教える」です。「教える」は下一段活用をする動詞ですから、その未然形「教え」に使役の助動詞「させる」が接続します。「せる」は、下一段活用の動詞に接続しません。そして、受け身の助動詞「られる」が「させる」の未然形「させ」に接続します。「れる」は、助動詞には接続しません。

(2)の文の述語は、「とる」です。希望の助動詞「たい」は連用形に接続しますから、「とる」は連用形「とり」になります。そして、過去の助動詞「た」も連用形に接続するので、「たい」は連用形「たかっ」になります。

(3)の文の述語は、「芽生える」です。様態の助動詞「そうだ」は連用形に接続するので、「芽生える」は連用形「芽生え」になります。そして、丁寧な断定の助動詞「です」が助動詞「そうだ」に接続するときは、その語幹にあたる部分「そう」に接続して、「そうです」になります。

(4)の文の述語は、「答える」です。「答える」は下一段活用の動詞ですから、その未然形「答え」に可能の助動詞「られる」が接続します。「れる」は、下一段活用の動詞には接続しません。打ち消しの助動詞には「ない」と「ぬ(ん)」がありますが、「ぬ(ん)」には助動詞「た」につらなる用法がないので、ここでは「ない」を用います。過去の助動詞「た」は連用形に接続しますから、「ない」を「た」につらなる連用形「なかっ」にします。

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コメント: 9
  • #1

    たい (金曜日, 04 3月 2016 21:03)

    分かりにくい

  • #2

    たい (金曜日, 04 3月 2016 21:04)

    分かりやすい

  • #3

    く8コミ (日曜日, 10 4月 2016 20:00)

    わかりやすい

  • #4

    アクリル (水曜日, 25 5月 2016 17:25)

    ヤりたい

  • #5

    アクリ (水曜日, 25 5月 2016 17:26)

    例題を

  • #6

    あっきー (日曜日, 27 11月 2016 15:12)

    わかりやすいし、最高だと思います

  • #7

    すーすー (日曜日, 11 12月 2016 19:08)

    わかりにくい

  • #8

    When (日曜日, 05 3月 2017 18:04)

    わかりやすい
    最高~

  • #9

    かっか (水曜日, 17 5月 2017 22:36)

    少し分かりにくいです、、

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