副詞の種類

● 副詞には、状態じょうたいの副詞、程度ていどの副詞、陳述ちんじゅつの副詞、指示しじの副詞の四つの種類がある。

(一)状態の副詞

● 動作・作用がどのような状態・様子であるかを表す副詞状態の副詞という。(情態の副詞と呼ぶこともある。)

(例)

しばらく 考える ゆっくり(と) 話す そっと 見送る ふと 思い出す

いきなり 泣き出す ときどき 不安になる しっかり(と) 覚える 

● 音や声をまねて表した語擬声語ぎせいごまたは擬音語ぎおんごと呼び、物事の様子に似せて表した語擬態語ぎたいごと呼ぶ。擬声語も擬態語も副詞の一種であり、状態の副詞に分類される。

(例) (擬声語)

雷が ゴロゴロ 鳴る  やぶの中から ガサガサ 音がする

列車が ガタゴト 走る  犬が ワンワン 吠える

(例) (擬態語)

赤ちゃんが にっこり 笑う  牛丼を ぺろりと 平らげた

怖くて わなわな ふるえる  道が くねくね 曲がっている

擬声語はカタカナで表記することが多く、擬態語はひらがなで表記することが多い。

擬声語・擬態語は、「」をともなうことがある(「ゴロゴロと」「にっこりと」)。その場合、「と」まで入れて一語の副詞と考える。

(二)程度の副詞

● 状態・性質の程度を表す副詞程度の副詞という。

(例)

とても やさしい かなり 重い 少し 大きい ちょっと 多い

もっと 寒くなる ずいぶん 苦労した めっきり ふけた

● 程度の副詞は、単独で体言(名詞)ほかの副詞を修飾することがある。

(例)ナマケモノは、とても ゆっくり 動く。 (副詞を修飾)

(例)少し  の席に座る。 (名詞を修飾)

(三)陳述の副詞

● 陳述の副詞は、それを受ける語に特別な言い方を要求する副詞である。呼応こおうの副詞または叙述じょじゅつの副詞ともいう。

(例)彼らは、決して 自分たちの過ちを認めようとは し ない 。

→「決して」は、打ち消し表現と呼応している。

(例)もし あした雨が 降っ たら 、運動会は中止します。

→「もし」は、仮定表現と呼応している。

特定の語句に対応して一定の表現が文末にくることを呼応という。

● 陳述の副詞を、それと照応する表現によって分類すると、次のようになる。

打ち消し

決して 忘れない  とうてい 勝ち目はない

すこしも 悪いと思わない  めったに 外に出ません
推量

おそらく 不可能だろう  たぶん 遅れるだろう

疑問 なぜ 来ないの  どうして こうなったの
仮定 もし 雨だったら行かない  たとえ 負けても泣くな
願望 どうか 聞いてください  ぜひ 聞かせてほしい
たとえ まるで 夢のようだ  ちょうど 雪のような白さだ
打ち消し推量 まさか 裏切らないだろう

(四)指示の副詞

● 状態や様子を指し示す副詞指示の副詞という。指示語の一種。指示の副詞として、「こう」「そう」「ああ」「どう」の四つがある。

(例)ああ 言えば、こう 言う。

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