接続詞

▼ 接続詞の性質と働き

● 接続詞せつぞくしは、文節(連文節)や文をつなぐ働きをする単語である。自立語で活用がない

● 接続詞は、単独で接続語になる。文と文とをつなぐ場合、接続詞は、あとの文の初めにくる。

(例)この店の料理は、安くて しかも おいしい。 (文節をつなぐ)

(例)熱が出た。それで 、病院に行って診てもらった。 (文をつなぐ)

接続詞であれば、接続語になる。しかし、接続語は必ずしも接続詞であるとはかぎらない。接続助詞がついた文節も接続語になる。

▼ 接続詞の種類

● 接続詞には、次のような種類がある。

どのような意味の接続詞を用いるかは、話し手(書き手)が前後の文の関係をどのように捉えているかによって決まる。

(1) 順接じゅんせつ

順接の接続詞は、前の事柄に対して順当な(予想される)事柄があとに続くことを表す。すなわち、前の事柄が原因・理由となってあとの事柄が結果・結論になる。

(例)たくさん食べた。だから 、おなかがいっぱいだ。 (原因→結果)

(例)その道具は一つしかない。したがって 、丁寧に扱いなさい。(理由→結論)

(2) 逆接ぎゃくせつ

逆接の接続詞は、前の事柄に対して順当でない(予想に反する)事柄があとに続くことを表す。

(例)準備万全で臨んだ。だが 、実験は失敗に終わった。

(3) 累加るいか添加てんか

前の事柄にあとの事柄を付け加えることを表す。

(例)彼はスポーツの才能がある。しかも 、成績がトップクラスだ。

(4) 並立へいりつ並列へいれつ

前後の事柄を対等に並べて示す。

(例)彼は有能な学者である。また 、すぐれた政治家でもある。

累加と並立とは区別がつきにくい場合もあるので、これらを区別せずにひとまとめにして分類することもある。

(5) 説明せつめい補足ほそく

前の事柄についての説明または補足をあとに続けることを表す。

(例)彼は女子生徒に人気があります。なぜなら 、とても親切だからです。

(例)お金を貸してあげます。ただし 、利息をきっちりもらいます。

(6) 対比たいひ選択せんたく

前後の事柄を比べたり、どちらか一方を選んだりすることを表す。

(例)日本のチームが一番強いのか。それとも 、韓国のほうが強いのか。

(例)後日、電話 または メールでお知らせします。

(7) 転換てんかん

前の事柄から話題を変えて、あとの事柄を述べることを表す。

(例)昨日の試合は面白かった。ところで 、宿題を全然やっていない。

接続詞の例

順接

それで  そこで  だから  すると  したがって

ゆえに  よって

逆接

しかし  だが  ところが  けれども(けれど)

だけど  でも  なのに  が  しかるに

累加(添加)

そして  それから  なお  しかも  それに

そのうえ

並立(並列) また  および  ならびに

説明・補足

つまり  すなわち  なぜなら  ただし  もっとも

対比・選択

それとも  あるいは  または  もしくは

転換

さて  ところで  では  ときに

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